タイヤ倉庫の製作
 
タイヤ倉庫の基礎づくり  2013年
花壇をつぶして・・・基礎づくり ブロックを埋めています 基礎が完成しました!
 TANUKI の住んでいる地域では、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)は必需品です。冬になる前と春になる前にはタイヤを交換しないとなりません。それだけでも出費が多いのですが、それにも増して問題なのは、履き替えたタイヤの保管場所が必要なことです。
我が家の車は、娘ダヌキや息子ダヌキの車もすべて30数年間お付き合いしてる修理工場の社長さんに面倒を見てもらっていました。タイヤも預かってもらっていたのですが、その社長さんが体調を崩され修理工場を廃業されることになりました。車に関しては、すべて頼り切っていたTANUKI としては困り果ててしまいました。タイヤの置き場も確保しなければなりません。
 先に作った物置の側に、もう1つタイヤ用の倉庫を作ろうかと思いましたが・・・・長男ダヌキが言うには「父ちゃん、タイヤって重いんだよ。ま、タイヤ交換の時は、帰ってきて運んであげるけど・・・・車に近い方が良いと思うけどな。」とのこと。
なるほど!それも一理ある!・・・・というわけで、駐車場側の一番最初に作った花壇をつぶしてタイヤ倉庫を作ることにしました。

 まずは我が家の一番最初に作った花壇を壊し、ブロックを埋め込んで基礎を作りはじめたのですが・・・・作業開始直後に医者の言うところの「座骨神経痛」なるものを発症。左足がしびれたような状態で、寝ても起きても痛みが走り、何とか動けるようになるまで約1ヶ月、普通に近い状態(?)で歩けるようになるのに、さらに1ヶ月かかりました。結局、2ヶ月間作業中断してしまいました。
柱を建てています  2013年
柱と基礎部分の制作中! 柱を建て始めました・・・ 倉庫の骨組みが完成!
 製作の最初からつまずいちゃいましたが、何とか動けるようになりましたので・・・・作業のスピードアップ(?)です!
 柱材は、今までのパーゴラや物置に使った75mm角の杉の間伐材をホームセンターで買ってきました。柱材と柱材との接合は、またまた簡単に切り欠きで済ませました。もうずいぶんこの方法でパーゴラや物置を作ってきましたので、手慣れた作業です。次はホゾ組とか、少々高級な(?)やり方をマスターしたいものですが・・・・。ま、今のTANUKI の腕では・・・・こんなものです。
 屋根を作るには、本来なら軒桁に垂木を打ち付ければ良いのですけど、垂木との隙間を埋めるための作業もスペース的に難しいので、ホゾを掘りました。そのため、大幅に手間がかかってしまいました。屋根は骨組みを作って、塗装も済ませてから載っけました。
(注) この記事は、2013年ですが・・・・それから10年以上たってもTANUKI の腕は上達しませんでした! 腕も道具もないので、その後もホゾ組なんて夢のまた夢・・・・です。
屋根を乗せて・・・壁も・・・  2013年
屋根の枠を作っています 屋根の製作に取りかかりました 屋根の枠ができあがりました
屋根の下地として合板を貼っています 床を貼っています
両袖に壁を作りました 屋根と壁ができあがりました!
 骨組みができたところで、まずは屋根から・・・・なのですが、ここで大きな問題が・・・・。タイヤのサイズに合わせて作らなければなりませんが、なにせタイヤのサイズが大きいので・・・・家の壁との間にスペースがとれません。倉庫の横幅も、ホームセンターに置いてある1.8mや2m長の材木ではサイズが足りない。かといって3.6mや4mの木材は価格も高いし、今度は大幅に余ってしまう。やっぱり、規定のサイズで作るのが一番材料を無駄にしなくてすむのですね。今回は仕方ないので、間口の部分は柱材を継ぎ足して使っています。
・・・・というわけで、家の壁ぎりぎりに作りましたので、家の壁との間に全く余裕がありません。最初に組み立て塗装も済ませてから乗せないと、あとから釘を打つこともできません。壁との間は手を入れることも難しいのですから。
 壁も同様です。特に後ろの壁は、後で塗装はできませんので、壁のユニットを完成させてからはめ込みました。前回の物置の時も後ろの壁は同様でしたので、コンパネで壁ユニットを作って防腐処理をしてからはめ込みました。でも今回は、大きな壁を作る元気がない!(腰が痛くて!) 仕方ないので、間柱を立てて小さいユニットをはめ込むことにしました。これなら軽くてすむし、作業も楽ですから。ただし、手間はかかり過ぎますけど。
(注) 2013年の時点では、息子タヌキもアパートにタイヤを置くスペースがないとタイヤを我が家においていました。しかも、息子タヌキの車は、今はやりのハイブリッド車でしかも7人乗り。タイヤサイズも通常の乗用車より一回り大きい。さらにTANUKI の愛車はハイブリッドの反対で・・・・ガソリンをまき散らす四駆で、息子のよりさらに一回り大きい。そんな状態でした。
 2020年頃には、息子タヌキも自分の家を持ち、タイヤも引き取っていきましたし、TANUKI もガソリン大食らいの車はやめて、軽自動車に・・・・。現在は、逆に倉庫に入れる物もなく、プランターや植木鉢の置き場になっています。
 倉庫は、我が家で一番風の強い・・・・吹きさらしのような場所なので、強度は心配でしたけど、実際に作ってみると、思ったよりもがっしりとしています。筋交いも入ってないのですが、小さいユニットを組み合わせたことのメリットなのかも・・・・。
屋根の仕上げ!  2013年
ゆふいんの森 車内(キハ71系) やっぱり屋根の端には破風板を・・・ 「鼻隠し」のつもりですが・・・
屋根の下地は完成しました オンデュリン社の波板を貼っています・・・
 窓はいらないと思っていましたが・・・・何もないのも寂しいので、小さな窓を1つ付けました。はめ殺しで・・・・アクリル板を付けています。アクセントも欲しいので、アクリル絵の具でTANUKI のマークを書きましたが・・・・。
できあがってから、結構中は熱がこもることが判明。後になって空気抜き出来るように開閉式にするべきだったと後悔しましたが・・・・後の祭り!でした。

 屋根材は、いろいろ探してみましたが・・・・やはり、TANUKI の住む田舎では思うような材料が入手できません。オンデュリン社の波板は前回使ったし、もうちょっと格好良いのも見つけましたけど・・・・それはTANUKI の財布の中身の都合で却下! で、結局、前回同様オンデュリン社の波板になっちゃいました。切るのも鋸で簡単に切れるし、傘釘の傘の部分はキャップになってて格好良いし・・・・。
床の補強と戸づくり  2013年
補強に1×4材を貼っています これなら・・・重さに耐えられるかな? 戸を作っています
トリマーで戸の溝を掘りました 下は戸のレールを付けました 戸(4枚)が完成しました
 床は10mm合板で十分だと思っていたのですが・・・・実際にタイヤを乗せてみると、強度に不安が残ります。結局、合板を貼った上に1×4材を貼りました。これなら中に思い切りタイヤを詰め込んでも強度は大丈夫のようです。合板も裏表を塗装しておきましたので、この先10〜20年くらいは腐らないで持ってくれると・・・・(〜良いな〜と願望です!)。

 戸は、我が家の駐車場に接していますので、引き戸でないとタイヤの出し入れに戸が邪魔になりそうです。ということで、前回作った倉庫と同様に、まず戸の枠に溝を掘り、そこに杉の羽目板を差し込む方法で作りました。戸を支えるための溝は、これも前回同様、2×4材をトリマーで少しずつ掘って作りました。ただ、今回は、開口部を全面にしてるので、長さがあって掘るのにも一苦労でした。戸も、タイヤが出し入れしやすいように4枚戸にしましたので、これまた手間と時間が・・・・。
 一番困ったのは、戸の枠。ホームセンターでは、柾目の木なんて望みようもなく・・・・できるだけ木目に癖がない物をと、あちこち探して歩きましたが戸に使えるような真っ直ぐな木は数本しか入手できませんでした。仕方ないので、できるだけ曲がりのない部分を選んで使いましたが・・・・。
 前回作った物置の戸も、雨風と西日にさらされて、すでにスムーズには開け閉めできなくなっています。そのたびにカンナで削ってますけど・・・数日するとまた・・・です。やっぱり田舎って、材料を入手するのは難しいのです!
タイヤ倉庫 完成!  2013年
タイヤ止めと間の枠を・・・ 本当は横向きにしたいのですが・・・ タイヤ倉庫 完成しました!
最後の仕上げに、タイヤを収納する枠を・・・・タイヤは当初、横向きに積み上げようと思っていましたが、4つ積むと、戸の高さぎりぎりになります。それにタイヤって結構重い。持ち上げるのは腰に響きそうなので、縦に並べることにしました。長男ダヌキのも預かってるので、2台分8本入ればOKです。
 そのままではタイヤが転がるので、横に2×4材を2本平行にビス留めしてタイヤが動かないように、また何かの拍子で倒れないように、間に枠を組みました。ついでに、タイヤ用のナットを置くための棚も作りました。(写真には写っていません・・・・ナットを良く置き忘れますので・・・・今度こそ、なくさないで済みそうです。笑!)

 最後に、鍵を取り付けて完成です。外締錠を近くのホームセンターで購入しました。引き違い戸なので2カ所付けなければなりません。結構なお値段でしたので、ちょっと安いのを買ったら・・・・な、なんと、2つの鍵のナンバーが同じでした。つまり、1つのキーで2カ所とも開け閉めできる! これは便利です。防犯上は大いに問題がありそうですが・・・・。ま、キーを2つ持って行かなくても済むのは助かります。これも田舎のホームセンターならではの功罪(?)ですかね。
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