鶏小屋のリフォーム
 鶏小屋のリフォーム 温室に
最初の鶏小屋は・・・  2007年 〜 2018年
最初の鶏小屋です! チャボが住んでいました・・・ 基礎ができたのは冬でした
大工さんが鶏小屋を移築してくれました・・・この頃は、まだ周囲は空き地でした・・・
 家の新築に伴い、鶏小屋は移築することにしました。ただ、新しい家の庭は、前よりもかなり狭いため、そのまま移築するには大きすぎます。いろいろ考えた結果・・・・サイズを半分に。材料費節約(?)のため、前の鶏小屋を解体して部材のサイズを切り詰めることにしました。工事は、家を建ててくださってる大工さんが「前の鶏小屋も私が作ったので、構造が分かってるから解体も簡単だし、私が仕事の合間に作ってあげる」と引き受けてくれました。
 で、できた鶏小屋ですが・・・・何か必要以上に筋交いが入ってる。たかが鶏小屋なんだけど・・・・何じゃこれ?  大工さん曰く「あ、これね・・・・半分にしたから部材も余ったし・・・・頑丈でしょ! 地震が来て母屋がつぶれても、鶏小屋は残るかもね・・・・」だそうです。

 写真でも分かるように、家を建てたときには周囲は空き地でした。前の家も田んぼの中の一軒家だったし・・・・遠慮なくチャボが飼えたのですが・・・・この後、急激な宅地化が進み、家の前には10数階建てのマンションが建ち、鶏小屋のそばにも隣家が・・・・。鶏の鳴き声にも気を遣う状態になってしまいました。仕方なくメスのチャボだけにし・・・・最後は、この鶏小屋に引っ越してきてから生まれた3羽のチャボだけが住んでいましたが・・・・一番最後まで残ったチャボ「コッコちゃん」も11年の天寿を全うして天国に旅立ちました。(チャボとしては、かなりの長生きだったと思います)
基礎・柱部分の改修  2019年
根太の腐った部分を掘り取って木を埋め込んでいます あちこち埋木をしています
腐った根太は切り取って継ぎ足し 柱も腐った部分を切り取って・・・ 木を継ぎ足して・・・完成!
 最後の「コッコちゃん」が天国に旅立ち・・・・無住となった鶏小屋をどうしようか、いろいろ考えました。
思い起こせば・・・・前の家で、ばあちゃん(TANUKI の母親)がご近所からチャボをもらってきて・・・・ビニール温室(1坪サイズだったと覚えています)に急遽、網を張って鶏小屋に・・・・その後、世代交代をしたり、新たなチャボをもらってきたりしているうちに、時とともに骨組みのパイプが錆びてボロボロになって、あちこち穴が開いて雀が侵入してチャボの餌を食べるようになってしまいました。当時、我が家の周囲は一面の田んぼでしたので、イタチなどの被害も心配で・・・・仕方なく大工さんにお願いをしてチャボ小屋を建ててもらったのでした。  となると・・・・原点である一番最初の温室に戻せば良いのでは・・・・。

 リフォームの最初として、まずは外側に貼ってある金網やブリキ板をはがし・・・・チャボのベッドなど、すべて撤去しました。
骨組みだけにしてみたら・・・・約10年メインテナンスしていなかった根太や柱の下部分が、あちこち腐っていることが判明!
まずは、これをなんとかしないと・・・・腐った部分をノミなどで削り、埋木をしました。根太や柱の腐食のひどい部分は切り取って接ぎ木をしました。結構地味な作業なんですが・・・・時間だけはかかりました。でも何とかやり終えました(やれやれ・・・・です!)。
屋根の貼り替え  2020年
屋根 ポリカーボネート波板を貼りました 内側に寒冷紗を貼ってみました 雨樋もつけました・・・
 屋根も・・・・垂木も屋根材の下に貼った木も、結構腐食が進んでいました。仕方ないので全部はがして、新たに屋根を支える枠を組んでポリカーボネート波板を貼りました。
屋根を新たに貼るのは楽しい(?)作業なんですが・・・・困ったのは、剥がした屋根材や垂木の始末! 先に剥がした金網やトタン板を含めて・・・・捨てるというか始末する方法です。素人のDIYで苦労することの1つではないでしょうか。
木は細かく切って市指定のゴミ袋に入れ、「燃えるゴミの日」に少しずつ出します。屋根材などは「燃えないゴミの日」に、これも少しずつ出すしかありません。あくまで家庭ゴミとして出さないと、一度に大量に出すと企業のゴミと間違えられて取ってもらえないってこともありますから・・・・。

 波板を屋根に貼るのは、思ったより簡単だったのですが・・・・太陽光は突き抜けて(?)くるので、中は思ったより暑く感じます。ま、温室ですから、これで正解なのでしょうが・・・・周囲もビニール貼りですから、あまりに温度が上がりすぎるのも困りものです。内側に寒冷紗を貼ってみました。効果の方は不明ですが・・・・。
 鶏小屋の屋根は片流れです。雨水はお隣との境界のわずか手前に落ちます。雨の水滴でお隣に迷惑をかけては申し訳ないので雨樋もつけました。(もちろん、付けたのは周囲にビニールを貼って・・・・最後にですが・・・・)
ビニール貼り  2020年
周囲にビニールを貼りました 内側はこんな感じに・・・・ ビニールを表と内、両面で押さえています
ビニールを三面に貼り終えました なかなか良い雰囲気です 残りは南側の面だけ・・・
 周囲に貼るビニールは、当初は園芸用(農業用)ビニールを貼ろうと思っていました。でも、あまり耐久性はないような気がするし・・・・何より、あまり格好良いとは思えません。ホームセンターでいろいろ探していたら「PE透明糸入りシート」なるものを見つけました。何かよく分からないネーミングですが・・・・「透明シートにPEの糸がクロスに入っている」と言った方が分かりやすいと思います。製品名のシールに『PE CLEAR SHEET WITH STRING 高性能透明シート UV剤(紫外線に対する安定剤)入り』と書いてありました。
透明シートを表と裏、両面から木で押さえました。結構丈夫です。耐久性もありそうなので、これなら数年は使えそうです。
窓と戸の製作  2020年
南側に窓を作りました 材料は解体したときの廃材と100円ショップで買ったアクリル下敷きです
前面右側はファスナーで開閉するビニール(再利用品)を・・・ 入り口はリフォーム前の戸を・・・
 とりあえず温室らしくはなったのですが・・・・一番頭を悩ませたのが南側の面です。前面をビニール貼りにしたら、夏場などは温度が上がりすぎて中は灼熱地獄(?)になりそうです。やはり窓が欲しい! かと言って新たにアルミサッシなどの窓を買うのは・・・・結構なお値段だし、せっかくの廃物利用の趣旨にも反する! だったら作っちゃえ〜! と、窓づくりに挑戦しました。
 窓枠は、鶏小屋の解体で出た廃材・・・・それに100円ショップで見つけたアクリルの下敷き。ただ、さすがにペラペラ(?)でしたので、2枚重ねています。ルーターで溝を掘ってはめ込んでいます。窓枠は、これまたベッドを替えたときに解体した廃材を再利用しました。
 正面右は、できるだけ開口部を大きくしたかったので、不要になったビニール温室の開口部分を貼りました。サイドがファスナーになっていますので、通常はくるくると巻き上げて開けています。左側のドアは、この鶏小屋を移築したときに、大工さんが前の家の勝手口のドアを移設してくれました。鶏小屋の時は重宝したのですが・・・・温室としては、少々持て余しています。しかし、外してしまうと新たにドアを作らなきゃなりませんし・・・・外したドアの始末にも困りますので、とりあえずそのままにしています。
おまけ(?) のリフォーム  2020年
室内灯と温度計を付けました 植木鉢を置く棚のリフォーム 上部に空気抜きの窓
 室内灯を付けました。ちょうど室外用のLEDライトを付けました。これも廃物利用です。100V電源は外コンセントから・・・・。温度計も車で使っていた物で、外と内、両方の温度が測れる物です。
 植木鉢用の棚は・・・・前の写真に映っているように市販のビニール温室をそのまま使っていましたが、パイプの痛みがひどくなったので、またまた廃材利用で棚を作りました。棚板代わりにビニール温室の棚(編み目の金属製)を再利用しました。水やりしても、棚に水がたまらないので使い勝手が良いと思います。
 入り口の上部とビニールの開口部の上は、空気が抜けるように窓をつけました。温度が上がりすぎるときに開けると、暖かい空気が抜けてくれます。
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