水栓の制作 その2
 
  2011年
水道パイプの配管をして立水栓を取り付けました 排水管を設置しています
 家の西側の立水栓は、家を作る時に・・・「とりあえず・・・」と水道屋さんに付けてもらいました。今回、トータルで家の西側をすっきりさせようと思っていますので、立水栓もちょっとオシャレな物に代えて、ついでに簡単な屋外用流し台をつける計画です。
 立水栓は、いろいろ探してみましたが、なかなか気に入ったものがなく・・・・というか、どれも結構なお値段ですので、手が出ません!
東側のようにブロックやレンガで作るのも面倒だし・・・・と、あれこれ考え・・・・日曜大工関係の本に載ってた、枕木で作ってみることにしました。ついでに、散水用に蛇口を増やすことと、排水も作ることにしました。もちろん、流し台用にも給水・排水が必要です。
 枕木の立水栓は、本によると、塩ビパイプが通るように裏側を掘って・・・・と、製作方法が書いてあり、結構難しいかなとも思ったのですが、ホームセンターで間違って園芸に使う厚さのうすい枕木を買ってしまいました。おかげで、塩ビパイプは後ろ側にはみ出すように取り付けるしかなく、横から見ると、かなり見てくれが悪いのですが・・・・結果的に製作は楽でした。

 一番苦労したのは、既設の立水栓を外すことでした。工事をした水道屋さんは、とても仕事が丁寧な方で・・・・家の基礎部分に大量のモルタルで固めてありました。かなり乱暴にハンマーで壊そうとしたのですが、びくともしません。結局、グラインダーで少しずつカットしてタガネで割りました。一番時間がかかった作業になってしまいました。

 東側の水洗を含めて家の外に付けた蛇口は、すべて井戸水です。
 井戸は・・・・家を建ててる途中、水道の配管に来てくれてた「水道屋さん?」が家の外でボッ〜と立ってたので「どうされました?」と声をかけました。「実は水道の配管を急ぐように言われて来たのですけど・・・・壁紙を貼ってる内装屋さんが気難しい人で、貼り終えるまで中に入るなと言われて・・・・」 おやおや大変ですね・・・・と、雑談している中で、井戸を掘るにはどうすれば良いのかと聞いてみました。「このあたりは、ちょっと掘れば水は出ると思いますよ。昔、この近くに造り酒屋さんがありましたよね。岩盤を打ち抜いたら、すごくきれいな鳳翩山の伏流水があるはずですよ。」とのこと。「飲み水はダメだけど、庭の花に水やりする程度なら・・・・ちょうどビットを持ってますから・・・・掘ってみましょうか?」と言われ、井戸ポンプを買うことと立水栓の工事を含めてお願いしました。
パイプを打ち込み始め、5mぐらいパイプが入ったところで・・・・「出ましたよ!」とのこと。おかげで庭の水やりなど大変助かっています。
 なお、井戸水の水栓からの排水を雨水升につなぐことは法的にできません。下水に流すには、水道料と別に井戸水使用の別契約が必要となります。そのため、今回追加した排水枡もその先につないだ枡も庭に浸透させるようにしています。念のため!
  2011年
当初の計画と設計変更のため、給水管と排水管をやり直し、レンガで流しの基礎を作りました
 枕木を使った立水栓の横に流し台を作る計画です。流し台は、ちょっとオシャレな陶器製の物を考えていたのですが・・・・よくよく考えてみると、この流し台は我が家のミニ(!)家庭菜園の野菜を洗う場所にピッタリなのです。だったら、オシャレ・・・・じゃなくて、実用的な物の方がよさそうです。 ホームセンターで流し台を探していましたら、プラスティック製の「外用流し台」なる物を見つけました。価格もリーズナブルですし・・・・。
ただ、脚はいらないので、脚は後ほど利用方法を考えるとして・・・・木枠を作って、流しの部分をはめ込むことにしました。

 計画変更のため、最初に配管した給水管も配水管も位置が違ってしまいました。改めて配管工事を最初からやり直しです!
  2011年
アンカーボルト用の穴 レンガの上に木枠を組んでいます
 「下半分だけレンガ貼りにして、アクセントとしました」・・・・と言うと格好良いですが・・・・。 最初は、両袖部分はレンガで作る予定でした。でも、レンガを積んでいくうちに、だんだん傾いてしまいました。素人の悲しさ・・・・と言うより、TANUKI の工事のいい加減さ(?)の結果です。仕方ないので、レンガ積みは半分にして、上は木製で作ることにしました。ま、正直なところ・・・・木を扱う方がTANUKI にとっては楽(?!)なもので・・・・。
 ただし、上に木枠を組むとなると・・・・木枠をレンガに固定しなければなりません。アンカーボルトで留めるのが良いのですが、問題はレンガにアンカーボルトを埋め込むには・・・・どうすれば良いのか、方法が全く分からず・・・・いろいろ考えた末に、レンガを削ってアンカーボルトが埋め込めるスペースを造り、モルタルで充填して止めました。今回の工事で一番時間がかかりました
  2011年
流し台の枠組みができました プラスチック製の流し台
 先にホームセンターで見つけたプラスチック製の流し台に合わせて木枠を組みました。流しの下は、土がむき出しだと格好悪いし、下には水まき用のホースなどを収納したいので、固まる真砂土を敷きました。当初はセメント貼りを考えていたのですが・・・・ちょうど庭のほかの部分に施工した残りがありましたので・・・・もしもシンクから水漏れなどしても、固まる真砂土は水を通しますので、下が水たまりにはならないだろうと思っています。
  2011年
天板を貼って流し台をセット・・・給水パイプとと排水パイプを取り付けました 杉板で天板を貼り直しました
 天板を貼って流し台をはめ込みました。給水と排水のパイプを取り付けました。

 写真の天板は集成材を貼ったものです。我ながら、なかなかにうまくできたと自画自賛をしていたのですが・・・・できあがってしばらくして・・・・天板が雨で歪んでしまいました。この種の集成材は、野外には向かないと知ってはいたのですが・・・・。
 仕方なく杉板で天板を張り直しています。それにしても、使う場所によって使う材を選ばなければ・・・・と改めて考えさせられた(何とオーバーな!)製作でした。・・・とは言うものの・・・最初に貼った集成材。この厚さの集成材・・・・結構高かったのに・・・・。
  2011年
扉を作っています 扉が完成! 西側水洗・・・完成しました!
 扉は・・・これまた枠の組み方がよく分からず・・・・本を読んでも、いろいろあって、どれも難しそう! でも・・・・ま、しょせんは単なる扉!TANUKI 流で木組みをしました。
 無事に扉もつきました。中には水まき用のホースを収納しています。また、サイドにはホースをつなぐための水栓もつけました。なかなか使い勝手も良くなりました。

 ところが大失敗・・・・扉は、杉板をサネ加工してピタッと合う物を作りました。しかし、その直後に季節外れの台風が接近! 横殴りの雨が扉をたたいた後・・・・湿気(・・・・と言うより、まさに雨そのものかな?)を含んで、見事に杉板が膨張。扉が歪んでしまいました。
仕方ないので、扉をいったんバラしてベニアに張り替えました。歪みは解消されましたが、きっと数年後には朽ちてしまうでしょう。ま、その時は張り替えなければ・・・・。

 この水洗を作って11年後・・・・やっぱり扉のベニアがボロボロに腐ってしまいました。もちろん塗装は定期的にしていましたが・・・・ベニアにしては良く保ってくれたと思います。