TANUKI夫婦にとって日田彦山線は「乗る鉄道」ではなく「見る鉄道」でした。椎田有料道路、その後の東九州自動車道が開通するまでの国道10号線は渋滞が激しく、その混雑を避けるために「日田彦山線」沿い(一部「添田線」沿い・・・この路線も、ずいぶん前に廃線となりました)を走って九重など大分方面に走っていました。くじゅう登山のため九重への道中、日田彦山線の車両と併走することも珍しくなく・・・・沿線の眺めも楽しみでした。
1度は乗ってみようと由布院別府の旅を計画し、2016年にやっと実現したのですが・・・・その翌年、九州北部豪雨で大きな被害を受け、添田から先の一番の絶景区間は廃線となってしまいました。
2017年7月に発生した九州北部豪雨・・・・TVのニュースでは言葉を失うような映像ばかり飛び込んできました。英彦山駅近くの川が濁流となって家を押し流していく映像とか・・・・釈迦ヶ岳トンネルも水没してしまったと聞きました。日田彦山線だけでなく、久大線も鉄橋が流され、長い間不通が続きました。
このまま廃線となってしまうのは本当に残念ですが・・・・TANUKI夫婦が乗った時・・・・平日の昼間だったからだとは思うのですが・・・・後藤寺駅までは乗降客があって車内も賑わっていましたが、その後、夜明けまでは誰一人、乗る人も降りる人もいませんでした。TANUKI夫婦の乗った車両は、我々夫婦と反対側の座席に観光客らしい若い女性3人組、離れた席に2人・・・・そんなものでした。BTRになるのは寂しいですけど、仕方ないことなのかも・・・・。
余談ですが、反対側の席にいた若いお嬢さんたち・・・・スマホを見ながらあれこれ話し続けていました。聞こえてきた話は湯布院の観光情報のようでしたけど、この3人「夜明」で降りていきました。確かに日田彦山線は夜明が終点なんだけど・・・・日田まで乗った方が次の列車との接続が良いんだけどね。何かこだわりがあったのでしょうか?
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